中古マンションの魅力は何と言っても資産価値を維持しやすい点と、魅力的な立地にある物件が多いということです。
中古マンションには古さのメリットがあります。
築年数が長くなるほど、資産価値がゆっくりと下がるので、投資としても魅力的です。
例えば、築6～10年の中古マンションは新築時よりも約10%安く、11～15年では20%以上も下がります。
しかし、その後は価格の下がり幅が緩やかになり、30年くらいで安定する傾向があります。
また、中古マンションは駅や交通機関に近い場所に多く存在しているので、通勤や買い物などが便利です。
参考ページ：マンションを購入するなら新築か中古どっち？メリット・デメリットを比較！
一方で、中古マンションの欠点として挙げられるのは、建物自体の古さや設備の陳腐化です。
例えば、1981年以前に建てられた中古マンションは「旧耐震基準」に基づいており、床下構造も現在一般的な2重床ではなく、直床工法が採用されていることがあります。
そのため、配管のリフォームや遮音性の向上が困難な場合があります。
築年数が経つと修繕箇所が増えるため、修繕積立金も増加する傾向にあります。
さらに、古い建物であるため、住宅ローンの審査が通りにくくなる可能性があります。
住宅ローンの審査では物件の価値も考慮されるため、年収に対して借り入れが多い場合は慎重になる必要があります。
また、中古マンションは選択肢が限られることも欠点の一つです。