10年にわたって妊娠出産を繰り返し、おむつとおしりふきのない生活は考えらい夫婦。それが私たちです。
しかし、私たち仲良し夫婦には夢があります。慌ただしい生活の中でも毎晩二人で話す夢ややりたいこと。それは夫婦での旅行。
行先は、ヨーロッパのイタリア。なぜイタリアかというと、コロナ渦前まで近所で暮らしていた子供4人いる日仏夫婦と交流させてもらう中で、フランスは子育てや暮らしが日本とまるで違うことをよく聞かされていました。主人は雪国育ちなので、寒いのは苦手で、聞けばフランスは日本の北海道ぐらいの寒さだということです。
フランスの家庭は暖房効率がよく、家の中では真冬でもみんな半そでで過ごしているそうなのですが、外出となると、待ち受けるのは寒さとの戦いです。
フランスもすごく素敵な国だということを聞いていたのですが、ご飯がすべておいしく、フランスほど寒くない陽気な国、それがイタリアだから是非夫婦で行ってみて、という日仏夫婦の一言で、未知の国”イタリア”への期待値はマックスになりました。図書館に行っては”地球の歩き方”、ヨーロッパの機内食の本を借りて、夫婦で読んだりしてイメージトレーニングをしております。また、偶然にも家の近所に、イタリアで修業をしたシェフが小さなバール(お酒やコーヒー、軽食がいつでも食べられる小さな食堂)を経営しており、週に1度は訪れております。バールのシェフからイタリアのマンマ(ママ)から教わった平凡な家庭料理を教えていただいたりし、平凡な我が家にも、ごくたまにイタリアの風を吹かせております。
慌ただしく、飛行機に乗るなんて夢のまた夢の今だからこそ妄想は膨らむのかもしれません。
イタリアに行ってやりたいことは、エーゲ海を散歩する、おいしいピッツアを食べる、ジェラートを堪能する、イタリア人の夫婦の家庭に入りホームスティもしてみたいです。そして何より平凡なイタリアの家庭料理を食べてみたいです。
それが私たち38歳5人子育て中の夫婦の夢です。