2015年に世界遺産登録を果たした「軍艦島」。
その姿はまさに海上にそびえる軍艦のような物々しい姿で人を惹きつける何かがそこにはあります。
今となっては有名となり多くの方が訪れる場所となりました。
しかし、その姿を見るなり、日本にこんな地があったのかと驚かされると思います。
現在は風化が進み、立ち入れない場所が数多くあります。
生活の名残がそのまま放置され、ツアーでは回れる箇所は決まっている。
それでも歴史の1ページを肌で感じ取ることができます。
高度経済成長の中、日本の近代化が急速に普及しはじめその中で「石炭」は欠かせない原料であった。
その石炭が見つかった場所の1つがここ軍艦島(端島)。
石炭増加量に比例して、軍艦島は急成長を遂げ、当時の人口密度は東京の9倍以上と世界一だった。
島の中は小学校、中学校、病院はもちろん、神社や映画館、理髪店もあり何不自由ない生活を送っていたようです。
さらに急成長を遂げたため、当時最もカラーテレビの普及が進み
日本で最初の鉄筋コンクリートが建てられたりとその成長は目まぐるしいものでした。