中古マンションの売買契約の流れと注意点
中古マンションの売買契約は、一度始まると引き返しがきかない重要な契約です。
ここでは、契約までの流れと注意すべきポイントについて詳しく説明します。
中古マンションを購入する際には、いくつかの手続きが必要です。
まず最初に、物件を内覧し、気になる点を売主によく確認することが重要です。
その後、申し込みを行い、およそ1週間ほどの時間をかけて売買契約に至ります。
契約の際には、買主と売主、不動産会社が揃って重要事項を確認し、書類への記入が行われます。
物件への申し込みは、まず申込書に住宅ローンの利用や支払い方法、売主への要望、引き渡しの希望時期などを記入して行います。
不動産会社はこの記入済み申込書をもとに売主と交渉し、契約条件の調整を行います。
また、契約後に住宅ローンの利用ができないことにならないように、不動産会社は銀行に審査を依頼します。
この住宅ローンの事前審査では、ローン融資の可否が確認されます。
売買契約を交わす前には、購入する物件の権利状況や面積、道路との位置関係、契約のキャンセルに関する規定などについて、重要事項説明を受けます。
この説明では、わからない点があればしっかりと確認することが重要です。
そして、重要事項説明を理解したら、次に売買契約を結びます。
売主から提供される物件の情報には、問題や備え付け設備についての説明があります。
これらの情報をよく理解し、曖昧な点を解消する必要があります。
また、売買契約書には重要な事項や権利と責任に関する詳細な記載がされているため、物件の情報をしっかり確認することも大事です。
参考ページ：マンション 購入 新築 中古の契約時のチェックポイントを解説
契約成立には必要な手続きと用意するものについて
契約を完了させるためには、この書類に署名と捺印をし、手付金を支払う必要があります。
契約をする際に必要なものにも注意しましょう。
以下の項目を用意しておく必要があります。
1. 実印：契約書に署名するために、自分の名前や会社名を正式に認めるための印鑑です。
2. 本人確認書類：身分を証明するため、運転免許証やパスポートなどの公的な書類が必要です。
不動産会社は、買い手の身元を確認するためにこれらの書類を提出することを求めることがあります。
3. 合意した手付金：契約成立の証として、通常は購入価格の約10%の手付金を支払う必要があります。
この手付金は現金か小切手で支払われることが一般的です。
契約に際して、不動産会社は契約書などを整備して準備しますが、購入者も上記の項目を事前に用意しておく必要があります。
これらの手続きと書類を適切に準備し、契約成立に向けてスムーズに進めるようにしましょう。